親が亡くなったり施設に入ったりして、誰も住まなくなった実家を売りたいけれど、どこに相談したらいいんだろう?と悩ん
だことはありませんか?
筆者は50代ですが、「母がホームに入り、空き家のままにしている実家をなんとかしたい」というような話がよく友人の間で
も出てきます。
実家ですから古家であることが多く、もしかしたら駅前の利便性のいい場所でないかもしれません。
場合によっては、家は締め切って蔦が絡み、植木は茂り、雑草が膝まで伸び放題
なんて光景を、あなたもご近所で目にしたことがあるでしょう。
勤務先からも離れ、どう考えてももう誰も住まない実家の処分について、少しでも古家を高く売却する方法について、
「家を高く売る専門家」株式会社コントロールの藤原尚社長にお話を伺いました。
誰も住まない実家を高く売る方法
実家を売りたい相談はいつが多いのか?
お子さんから相談されることが多いですね。
今すぐでなくてもいいかと先延ばしになりがちですね。
これからどうなるんだろうとか不安になりますから放置は避けたいです。
結構売れるまで時間がかかっていました。
新たに越してくる方にとっては、防犯上も空き家は気になります。
草木が伸びてお隣さんにかかってしまって、
ご迷惑をかけちゃうこともあります。
瓦が飛んでお隣の窓ガラスを割ってしまうなんてこともあって、怖いです。
なるべく早く、高く売らないとですね。
どうやって高く売れるようにするのでしょうか。
婚活と似たアプローチですね。
魅力を強く伝えるのですか?
婚活と似ています。
○○駅駅歩△分、築○年、何㎡ という表記は、婚活の年齢表記と同じでもう変えようがありません。
ですので、高く売るには視点を変え、その物件にどんなユニークなリフォームを施せば、
お客様のニッチなご要望を満たせる物件にプロデュースすることをご提案します。
駅歩20分でも、お客様の年代が好みそうな壁紙にしたり、先日の30代のお料理が好きなお客様には、
キッチンが広々としたアイランド型で、蛇口などのデザインにも凝り、素敵なお料理サロンのできる
デザイナーズ物件にして購入いただきました。
駅から遠い、都心から遠いことは、その分土地が広いですから、魅力あるリフォームをかけることで
土地から買ったのではとても予算内で収まらない、憧れのデザイナーズハウスが、若い方にも手に入る
ことになり人気が出ます。
ニュータウンなどは公園なども広く取られており、子育て世代には、こんなに広々おしゃれに住めるなら、
遠いけど、リモートワークだし、ま、いいかとなるんですね。
郊外に住み替える流れが生まれていますね。
駅近でない実家を売りたければ、今はチャンス
な気もしますね。
いまがチャンスでして、いまを逃すともうこの先は
危ないです。
人口が減ってきますから、家は売れなくなります。
結婚したい人も増えています。住まいの需要がある今のうちに、
誰も住まなくなった実家の売却は済ませて安心したいですね。
《おはなしを聴いた人》
藤原 尚 ふじわら たかし 株式会社コントロール 体表取締役
大手不動産仲介会社、総合不動産会社を経て、「中古住宅専門の不動産会社」として独立。
独立後は55件の不動産を買取・リフォーム、リノベーションをして再度売る「買取再販」
として事業を展開し、買取再販の経験をもとに
誰も住まない実家を相続した人に対して高く・早く・トラブルなく売るノウハウをもって
売却のお手伝いを全国対応でしている。