どんな結婚にも訪れる夫婦の危機 ベスト3

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どんな夫婦にも訪れる危機、一番多いのはいつだろう?

どんな大恋愛であっても、お似合いのお見合い結婚であっても、夫婦になると必ず訪れる夫婦の危機なとき。

愛情が冷めるわけではない。でも多くの夫婦におとずれやすい、危機ベスト3をまとめてみました。

 

1位 赤ちゃんが生まれたとき

恋愛のクライマックスでプロポーズ、夢のような結婚式、そして毎日の暮らしが始まる。初めてのおめでたは、ふたりが結婚式以来大喜びする場面なのではないでしょうか?

 

 

 

でも・・このおめでたい赤ちゃん誕生が実は、夫婦の関係の難しさはじまりでもあるのですね。

お子さんのある若いパパから、よく妻の機嫌がよくない、家事をやってくれないから自分がやる

というお悩みを聞きます。

出産は女性の体が大きく揺れるとき 負担のかかるとき 精神的不安定はあって当然

妻が出産する年齢は、男性も仕事で一番頑張りたい時で、勉強もあり寝る暇もないときなのですね。ましてや、家族を持ったことでもっと稼ぎたいという意欲も満々。

お互いが心身ともに精一杯で、疲れすぎて相手にぶつけてしまうのですね。身体がしんどいし、慣れない育児は不安でいっぱい、しかも誰からも評価されない・・妻の不安定も当然、夫のもう限界という気持ちも理解できる。

出産前後は、夫婦誰にとっても大変な時期なのだと、割り切ってしまうほうがいいですね。

いずれ、あのときは大変だったねと振り返れる時期が来ます。大事なのは、夫婦になったら5年10年で答をつけようとしないことです。どちらかが最低な状態であっても 10年先には逆転しているかもしれないのです。

30代ではしんどいばっかりで涙が乾かない結婚生活でも 50歳になって振り返った時、あんなこともこんなこともあったのに

今まで一緒にいてくれてありがとう

と思えたら素敵ではないでしょうか? 恋人であれば、関係が冷めたとき、離れてしまうかもしれないですが、夫婦には長期でユックリ育てられる時間という猶予が与えられています。

大変な時期は、「うちだけではない」とスルーすることです。大騒ぎにしないこと。

誕生日などに 赤いバラ100本とかをプレゼントされたら、夫は日頃の大変な子育ての苦労をわかってくれているんだなあと妻も安心します。

「いつもがんばって育ててくれてありがとう」の言葉で感謝をあらわしてくれたなら、妻は眠くても疲れても、機嫌よく頑張れます。

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2位 子どもの受験のとき

幼稚園受験ならば、まだ結婚から日が浅いので、夫婦で面接と言ってもなんとか乗り越えることができます。しかし、それから10年もたち、中学受験の頃になると、もう妻はどちらかというと、受験ママが本業となり、目を三角にして過去問コピーに明け暮れるか、まるつけしては、息子をどなるか、逆に勉強はパパ任せで、パパのほうが音をあげそうかのどちらかです。

 

何れのパターにせよ、子どもの受験というのは、結果を出すのが子どもで自分の努力でどうすることもできないだけに、夫婦の緊張感は高まります。下手をすると、数学ができないのは、あの人がアタマ悪いからだ、といった生き過ぎた遺伝子の詰りあいにまで発展しかねません。

中学受験のお子さんを抱えた家庭というのは、ヨーロッパの火薬庫、バルカン半島状態なのです。

そのような緊張状態があるときには、一週間に一度、土曜日の昼に夫婦でランチをするとか、夜好きな映画でも見るとか、ほんの一時間でも子どもの成績を忘れて二人に戻れる空気を作ったほうがいいのかも。妻が愚痴をこぼしだしたら、「ぼくたちのこどもだから、きっとうまくいくよ」と夫のひとことがあると、おそらく世の中のママたちは、優しさにグッときます。

パパが勉強を見る家庭では、妻はおおげさに感謝をしたほうがいいです。家庭のことは一切妻任せのおうちだってまだまだあるのですから・・・。

 

3位 妻が49歳になるとき

女性の49歳というのは、特別な時期であうようです。もうすぐ50代になるのかと思うと、女性とみられなくなってしまうのでは? という少しの不安がおとずれます。まだまだ気力はあっても 半年前、一年前の写真の自分が別人のように若く見えたりします。もう至近距離で男性と会うのは無理かもと、鏡をみてため息をついたりします。

20代半ばで第一子を出産した妻にとって、50代は子育てから解放され、ようやく日の目をみれるような期待でわくわくするのが49歳あたりです。

仕事でも趣味でも、まだまだやりたいこと、チャンレンジしたいことがあります。 妻は、馬車馬のように子育てをしてきて、ふと気づいたとき、夫婦がもう結婚のときのような一緒にいて楽しい相手ではなくなりかけていることに、肩を落とします。女性のほうが生命力が強いため、同い年で結婚しても、50代の夫は、もうくたびれてきて、あとは定年まで速度を落としたい、のんびりしたいという気持ちになります。

このような男女の差から女性は49歳を迎えるころ、この夫婦で一生、添い遂げられるだろうかと考え込みます。夫も実はそれ以上に、同じ気持ちでいます。熟年離婚になるのか、最高のふたりになるのか、妻が49歳のときの二人の向き合い方が決めていくように思います。

 

まとめ 70代、80代の夫婦の後ろ姿ほど美しいものはない

リタイアした夫、もう余裕があるので、私服もこざっぱりとおしゃれで、二人並んで休日のマーケットのお買い物。そんな後ろ姿を住宅地で見かけるとき、私は、長く連れ添った夫婦の後ろ姿ほど、世の中で美しく優しく豊かなものは存在しないな・・と見とれます。

それは、わがままやチカラ関係ではなく、年月をかけてお互いの葛藤を乗り越えてきたにんげん同士のいたわりあいが、なにげない日常のヒトコマに溢れだすからです。あと10年一緒にいられるのか、20年そばで過ごすことができるのか・・・。人生は子どもが巣立った後早い。

足らない私を伴侶に選び、今日まで捨てずにいてくれたこと、それだけで若いときのいろいろな危機やぶつかりあい、なじりあい? はすべて水に流され、最初から美しかったことになるのが 夫婦のおもしろさです。

若いご夫婦、子育て中のご夫婦のかたであれば、どうかこの先の未来は、もっとずっと甘いことをわかっていただきたいなと願います。

 

 

 

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